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スマートフォンの歴史


2020年2月10日更新

携帯電話からカメラ機能、パソコンの機能まで、小さな機種にさまざまな機能が凝縮されているスマートフォン。まさに現代技術の粋を結集したようなアイテムです。

スマートフォン、いわゆるスマホの歴史において最も難しいのはその始まり。スマートフォンとは、いわゆる「賢い電話」という意味で、じつは日本のフィーチャーフォンは、海外ではスマートフォンに分類されることもあるのです。

日本ではタッチパネルの全面がディスプレイの携帯がスマホのイメージですから、そこに意識の違いがあります。

1990年代から2000年代初頭に流行った日本の多機能携帯は、ある意味スマートフォンの先駆けであったといっても過言ではありません。

一般的にはスマホの最初は1996年にヨーロッパでNokiaが発表した「Nokia 9000 Communicator」 000 Communicator」と言われいていますが、日本のフィーチャーフォン、いわゆるガラケーがその礎を築いたということも言えます。

日本でも、数年の間に急速に普及したこともあり、まだまだ誕生して間もない印象もありまが、昨今ではスマートフォンを使っていない人の方が少ないぐらいです。しかし実際にはスマートフォンが現在の普及に至るまでには、さまざまな紆余曲折を伴う歴史を経ています。

スマートフォンが発展していく上では、デバイスやソフトウェアの歴史的にみて4つのポイントがあります。一つ一つのポイントを追って、順に見ていきたいと思います。



■1つ目のポイント:1996年発売 Nokia社の「Nokia 9000 Communicator」

スマートフォンの歴史が、いつからはじまるのかには諸説があります。 携帯電話にPDA機能が搭載されたデバイスとしては、 1996年にヨーロッパでNokiaが発表した「Nokia 9000 Communicator」が最初と言われています。

しかしまだスマートフォンという名称はなく、この機能が普及するかどうかはまだまだ未知数でした。 本格的にスマートフォンの歴史がスタートするのは、1999年と言われています。ちょうど携帯電話が世間一般に普及をはじめ、技術革新が目まぐるしく始まった頃でもあります。

1996年に発売された「Nokia 9000 Communicator」の歴史や詳細と画像はこちらのサイトでご覧ください。



■2つ目のポイント:1996年発売 RIM社の「Blackberyy」

「Nokia 9000 Communicator」の同年にはRIM社が「Blackberry」を発売しています。 これがスマートフォンの直接のルーツとも言われています。

その後、Blackberyyは目まぐるしい勢いで機能を向上していきます。 インターネット接続やマイクロソフトのオフィスの使用などが可能となり、ビジネスマンの間に普及していきます。

1996年に発売された「Blackberyy」の歴史や詳細と画像はこちらのサイトでご覧ください。



■3つ目のポイント:2007年発売 アップル社の「iPhone」

スマートフォンの普及に決定的な役割を果たしたのは、2007年に発売されたアップル社の「iPhone」です。

スマートフォンという名称からイメージされるスリムなデザイン、優れた機能などによって爆発的なブームをもたらしました。
とくにここ日本ではスマートフォンといえば、まずiPhoneを連想する人が今でも多い状況です。


歴代のiPhoneは、iPhone(初代)で現在では、iPhone 11 となります。

2007年に発売された「iPhone」の歴史や詳細はこちらのサイトでご覧ください。


2007年にiPhoneを発表したときの動画です。ipod + Phone + Intenet = iPhone つまり、3つのデバイスが一つになったデバイスの誕生!それがiPhoneということです。



■4つ目のポイント:2007年発表 Google社の「Android OS」

iPhoneが発表された同年にGoogle社では「Android」を発表しています。Androidはデバイス(ハードウェア)ではなくてモバイル用のオペレーティングシステムです。オープンソースでSDK(ソフトウェア開発キット)の提供により、世界へ向けて急速に普及しています。

2007年に発表された「Android OS」の歴史や詳細はこちらのサイトでご覧ください。


2007年のAndroidベータ版とSDK(ソフトウェア開発キット)リリースについての動画です。



■iPhoneとAndroidのシェア(2018年の調査

日本におけるiPhoneとAndroidのシェアは2018年現在で、66%:33% になっています。ただ、iPhoneのシェアが高いのは世界的に見て日本だけで、世界におけるiPhoneとAndroidのシェアは2018年現在で、19%:75% になっています。

日本におけるiPhoneとAndroidのシェアのグラフ

世界におけるiPhoneとAndroidのシェアのグラフ



現在では、さまざまなメーカーがスマートフォンを開発・販売している状況となりました。携帯電話市場では、もうすでに主流となりつつあります。歴史はまだまだこれから発展・拡大していくのでしょう。期待したいところです。

一説にはIBMの「IBMSimon」がスマホの起源という人もいますし、「Nokia 9000 Communicator」の同年にはRIM社が「Blackberry」発表した時点をスマホの起源という人もいます。

というのも、実はスマホの定義というのがかなり曖昧だからです。一般にスマホはPDA(パーソナルデジタルアシスタント) つまり通信を主軸にした個人端末であることが、その定義だといわれているのですが、そうであるならばiモードは間違いなくスマホです。

ですので、スマホの起源を知るというのはかなり難解なものだと考えていいでしょう。

しかし、スマホの世界に大きな衝撃を与えた出来事は全世界で共通するはずです。そう、それが「iPhone」の誕生です。

iPhoneはもともとiPodを普及させようとしていたスティーブジョブズが、なぜか日本ではiPodが思いのほか普及しないことに疑問を感じたことからできたいう説もあります。

それはなぜか、そう、日本の携帯電話には、音楽を聴く機能が含まれていたからです。その説が本当かどうかはわかりませんが、少なくともこのiPhoneの特徴は、インターネットにつながり、音楽が聴けて、電話ができるというモノであったことはiPhoneの発表プレゼンを見ても間違いはありません。

そしてそれは間違いなく日本の携帯の上位互換でした。

このことがスマホの歴史に日本が登場しない大きな要因になったことは間違いありません。

さて、その後は、GoogleがAndroidというOSを発表。
これにより、OSの開発ができない後発のメーカーがAndroidOSを搭載したスマホを販売するという形でスマホ業界に参入してきました。このことで、世界のスマホ業界は一気に競争の時代に入っていきます。

そののち、マイクロソフトが満を持して自社OSを発表しましたが、残念ながらこれは終了。現在は、iPhoneと、Android搭載の各社のスマホ、そして、blackberryのみつどもえでスマホの世界は回っているといって間違いはありません。

この先、このスマホ業界がこの3者によって歴史を刻んでいくのかどうかはわかりません。

しかし、少なくともこのまま推移すれば携帯電話とはイコールスマホの事だと言われる時代は確実にやってきますし、インターネットの世界も電話業界もスマホに独占される恐れもあります。

その良し悪しは考えないとしても、世界はスマホを中心に回っていくことは、まちがいないのです。

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