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ChatGPT はあくまでも最強の補助ツールという位置付け

ChatGPT はあくまでも最強の補助ツールという位置付け

電話応対スーパーバイザー:雪野朱音

自分の仕事に ChatGPT など生成AIを取り入れているというビジネスマンも多いと思いますが、もし ChatGPT は最強のツールであり、ChatGPT に任せれば自分は何も勉強しないでいい、学ばないでいいと思ってる方がいたらそれは大きな間違いです。

ChatGPT の精度は低下しているという報告も

ChatGPT はAIブームの火付け役であり、大きなインパクトを持ってユーザーに迎えられましたが時間の経過やバージョンアップと共にその性能が大幅に低下しているという研究結果も明らかになりました。

ある研究では、数学問題の正解率が98%から2%に低下した ... という結果が出るなど、当初よりも ChatGPT の性能が劣化しているといいます。

それもそのはずで、生成AIはパンドラの箱のごとく、突如 ChatGPT の登場で一般市民にも解放されたようなものですので、まだ規制等が進んでいません。

AIブームと同時進行で進む規制問題

そのためAIブーム、生成AIブームと同時進行で規制も進んでいくものと思われます。

最近では、2023年8月21日に報じた記事「ニューヨーク・タイムズが OpenAI のウェブ・クローラーをブロック」によると、ニューヨーク・タイムズの robot.txt ページは現在、OpenAI の GPTBot を許可していないことが報じられています。

ニューヨーク・タイムズだけではなく、大手情報メディアサイトの大半が現在 OpenAI の GPTBot をブロックしています。ニューヨーク・タイムズは8月初めに利用規約を更新し、AIモデルを訓練するために同社のコンテンツを使用することを禁止しています。

更に同社は、知的財産権の侵害を理由に OpenAI に対する法的措置も検討していることが NPR によって報じられており、生成AIがこれまでのように何でもあり (ネット上のものを読み漁る) というようにいかないでしょう。

ChatGPT に過度な期待をすると裏切られる

それは即ち、近い将来 ChatGPT に聞けば、何でも最新で最も確率の高い回答が返ってこなくなる、これまでよりも精度が落ちた応えしか返ってこなくなることも予想され、既に回答の精度が落ちるということが起こっているわけです。

このようなことから、ChatGPT を使用する個々のビジネスマンは、あまり ChatGPT を過信し過ぎず、あくまでも自分の秘書として最高のパートナーであるという立ち位置で接する、利用することが望ましいと思います。

つまり ChatGPT に全てを託して回答を持ってくるのではなく、あくまでも補助ツールとしての認識で、主体は自分であり、考えたり仮説を立てたりというような能力は引き続き学んでいかないと、ChatGPT を神ツールだと誤認識して学びを止めてしまうと共に凋落するという未来もあるかもしれません。

逆に考えれば、ChatGPT という神機のようなツールが登場したことで、より一層主体性を持って様々なことを学び、その過程や段階で ChatGPT を利用することで、更に学びをドライブさせるような使い方が最も効果的だと思います。

ChatGPT は、あくまでもツールでしかない

ChatGPT や他のAIツールは、あくまでツールの一つとしての位置づけが適切です。これらの技術は爆発的に進化してきましたが、それによって人間の判断や思考能力が不要になるわけではありません。

AIは大量の情報を迅速に処理する能力や、特定のパターンを認識する能力に優れていますが、人間の直感や感覚、経験に基づく判断を置き換えることはできません。

また、AIは学習データに基づいて回答を生成するため、最新の情報や未知の領域に対する回答は限定的になることもあります。そのため、ChatGPTを「秘書」としての立ち位置で利用し、自分の判断や考えを補完する形で活用するのが最も効果的です。

AIを過信せず、自らの知識やスキルを継続的に向上させることが重要です。また、ChatGPTを学びのプロセスの一部として利用することで、新しい知識や視点を得ることができます。

このような使い方をすることで、AIの存在が人間の成長や学びを促進するパートナーとしての地位を確立していくことでしょう。

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