今やその種類が膨大となっている携帯電話
携帯電話を入手しようと思ったとき、それぞれのキャリアのショップへ行ったり、家電量販店へ行ったり、インターネットから申し込みをしたりといろいろな方法があります。便利になりましたよね。
しかしながら、それだけではありません。 今やその携帯電話自体の種類が膨大なものとなっているのです。携帯電話の種類は、今や無数に存在するといっても過言ではありません。
だからこそ、携帯電話にはどのような種類があるのかを知っておく必要があります。 ここでは、基本的な分類で携帯電話の種類わけをしていきたいと思います。
携帯電話のメーカー
まずは、携帯電話のメーカーについて見ていきましょう。メーカーというのは、いわゆる携帯電話本体を作っている会社のことを指します。シャープやソニーなどの国産企業をはじめ、今ではサムスン、アップル、LG、htcなど海外企業もそのメーカーとして名前を連ねています。
お持ちの携帯電話にメーカーの名前やロゴが入っているかと思います。ちなみに、携帯電話についての問い合わせをメーカーにしようと思っている方もいるかもしれませんが、ほとんどのメーカーが携帯電話に関する問い合わせはキャリアのほうにするように案内しています。
もちろん、だからといって門前払いをされるようなことはそうそうないでしょうが、携帯電話に関する問い合わせはあまり期待できません。
携帯電話のキャリア
次に、携帯電話のキャリアについてです。 キャリアというのは携帯電話の利用者契約をする会社のことを指します。このキャリアにも「大手キャリア」と「MVNO」という2つのカテゴリーがあって、それぞれで若干その内容が異なります。
大手キャリアに関しては、現在は「NTTドコモ」「au」「ソフトバンク」の3社しかありません。その一方で、「MVNO」は無数に存在しています。
一般的には「格安SIMキャリア」と呼ばれているもので、大手キャリアの回線を利用しながらも、さまざまな面でコストをカットし、格安で携帯電話を提供している会社になります。
例えば、電力自由化では今ある電線を使って、新規参入した電力会社から電気を購入するという形が可能になりましたが、ちょうどこれと似たような形です。
ちなみに、「MVNO」は正式には「仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)」と呼ばれるものです。「MVNO」を選択することによって確かに安くなる部分はあるのですが、その分、何かあったときに自分で調べなければいけないシーンがたくさん出てきます。
ただ、大手キャリアでも常に万全なサポートが期待できるわけではありませんので、どちらにしても今の時代は何かあったときに自分で調べる必要が出てくるかと思います。
フィーチャーフォン
続いて、携帯電話本体の種類についてです。携帯電話本体の種類としてまずご紹介するのがフィーチャーフォンです。フィーチャーフォンというのは、「ガラパゴス携帯」いわゆるガラケーのことですね。
スマートフォン以外で、日本国内で独自発展した携帯電話のことを指します。メリットとしては本体価格の安さや丈夫さが挙げられるのですが、現在携帯電話でのコミュニケーションの主流であるLINEが使えないなどデメリットが多いのも事実です。
今はスマートフォンを持ちたくないという方やスマートフォン以外に通話専用の携帯電話を持ちたいという方がフィーチャーフォンを持っているようです。
ちなみに、ガラホというのは見た目はフィーチャーフォン、中身はスマートフォンという代物になります。フィーチャーフォンがもうすぐ使えなくなるからとガラホに切り替える方もいます。それでもやはりガラホに関してもスマートフォンと比べるとデメリットが多い印象です。
スマートフォン
先ではフィーチャーフォンについてお話しましたが、今主流となっているのはスマートフォンです。今やお馴染みのスマホですね。iPhoneに代表されるこのスマートフォンは、アプリという追加の機能を付けることによって、どんな機能を持たせるかを自由に選択することができるのが特徴です。
電話としてはもちろん、ビデオカメラやカメラ、自動支払い端末としても役立ってくれますし、パソコンとしての機能も充実しています。
スマートフォンのせいでパソコンが売れなくなったという話はよく見聞きするものですが、実際にパソコンでできることがスマートフォンでできるようになってしまったことを考えると簡単に持ち運べるスマートフォンのほうに人気が集中するのも仕方がないことなのかもしれません。
今はスマートフォンを持たない時間をあえて作るデジタルデトックスといったものまで登場しているくらいなので、それだけ多くの方がスマートフォン中心の生活、スマートフォンに依存した生活を送っているのでしょう。
かつてはそれぞれの携帯電話が魅力的な機能を備えており、より多機能なものを選ぶという買い方が一般的でした。しかしながら、その感覚もスマートフォンの登場によってなくなってしまいました。
今はいかに優秀な能力を持った機体を購入するか、そこに自分でどのような機能を入れていくのかという形になっています。これからフィーチャーフォンからスマートフォンに切り替えるという方は、こういった違いに驚くかと思います。
スマートフォンのOS
そして最後に知っておくべきなのがスマートフォンのOSです。OSというのは「オペレーティングシステム(Operating System)」のことで、スマートフォンを動かすためのシステムです。
日本で取り扱われているのは「iOS」「Android」の2つとなっています。まずiOSについてですが、これはアップル社が提供するiPhone専用のOSのことです。
このOSは、iPhoneなどアップル社製品以外で使うことはできず、携帯電話に限って言えばiOSが使われているものイコールiPhoneと考えていいでしょう。
もうひとつのAndroidについてですが、これはiPhone以外のすべてのスマートフォンで使われているOSのことを指します。Googleによって提供されています。一般的にはiPhoneでないスマートフォンのことをAndroid携帯と呼びます。
種類が豊富だからこそ吟味することが大切
ここまで携帯電話の種類についてご紹介してきましたが、本当に携帯電話の種類は豊富になっています。メーカー、キャリア、フィーチャーフォン、スマートフォン、スマートフォンのOS……それぞれで違いがあるのですから、比較するのも難しいくらいです。
選択肢がある程度限られていると選ぶのも簡単なのですが、こうも種類が多いと選ぶのにも一苦労ですよね。複数の候補がある状態で細かなところまで比較しようと思ったら、それこそ日が暮れてしまいます。
昔以上に種類が豊富になった今だからこそ、自分の使用目的に合ったものをしっかり選ぶだけではなく、何かひとつ例えば価格など一点に絞ってそこから選んでいくような工夫も必要な時代になっていると言えます。
今まで携帯電話に関してはなんとなくで選んでいたという方も多いでしょう。ただ、今なんとなくで選んでしまうと大失敗してしまうかもしれません。
選択肢が豊富なのはありがたい反面悩ましいところでもあるのですが、だからこそ吟味することが大切なのです。後悔のない携帯選びをしていきましょう。