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個人事業主がまず始めるなら「iDeCo」、「つみたてNISA」のどちら?

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電話応対スーパーバイザー:雪野朱音

個人事業主のなかには、老後のことを考えて今すぐにでも資産形成を始めたい!と考えている人は多いのでがないでしょうか。

しかし「iDeCo」と「つみたてNISA」どちらを開始した良いか?どっちがどうなのか?分からない、迷ってしまっている ... という方も多いのではないでしょうか。

今回はそのような個人事業主様に向けて、実際に「iDeCo」と「つみたてNISA」を何年も積み立てている個人事業主の筆者が、「iDeCo」と「つみたてNISA」のメリットとデメリットに触れながら、また "個人事業主という観点" からどちらがどのように良いのか?答えを出します。

何年も運用している個人事業主だからこそ痛感するノウハウをご紹介します。この記事をお読み頂ければ、「iDeCo」と「つみたてNISA」どちらをまず始めるべきか?迷っています方の回答にもなると思いますので、最後までお読み下さい。

はじめに

まず始めに「NISA」には「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類がございます。今回は1年間の非課税投資枠40万の「つみたてNISA」について触れていますので、資金に余裕のある方は1年間の非課税投資枠120万の一般NISAを検討下さい。

つみたてNISAで積立可能な商品は投資信託に限られていますので、iDeCo と同じく積立る商品はほぼ決まっています。

「iDeCo」と「つみたてNISA」の決定的な違い

まず「iDeCo」と「つみたてNISA」の決定的な違いを理解することから始めましょう。「iDeCo」は原則として60歳 (今後引上げられるであろう ...) になるまで途中の引き出し脱退ができません。

「つみたてNISA」は積立開始から20年間はどのタイミングでも売却可能で、その間は課税されないという大きな違いがあります。

つまり「iDeCo」は途中での売却、換金ができません。かなり長い道のりの積立投資となります。そのため「iDeCo」は自分年金とも言われており、公的年金 (国民年金) にプラスして給付を受けられる私的年金だと覚えておいて下さい。

一方の「つみたてNISA」は、あなたのライブイベント (引越し、結婚、教育費、病気など) でまとまった資金が必要になったときに、その必要金額に応じて投資信託を売却することが可能です。注意点としては、売却した非課税枠は復活しませんので、全てを売却せず、必ず必要な金額だけを売却しましょう。

例えば2021年に積立てた10万円分の投資信託を売却した場合、2021年の残り非課税投資枠は30万円となります。ですので繰り返しになりますが、あまり売却し過ぎないように必要な金額のみにしましょう。

まずは「つみたてNISA」から始めよう

「iDeCo」と「つみたてNISA」は共に、少額から積立投資が可能です。iDeCo は毎月5,000円の掛金から積立が可能です。

個人事業主には節税のメリットになりますので積極的に活用したいところです。「iDeCo」と「つみたてNISA」、先にどちらを始めるか迷っています場合は、上記のような理由から、まずはすぐにでも「つみたてNISA」の開設を始めて下さい。

バリバリ稼いでいる!というような個人事業主の場合、「iDeCo」と「つみたてNISA」 (または一般NISAでも良いかもしれません) をすぐにでも開設し、満額で積立投資を開始した方が節税のメリットを受けることができます。

iDeCo の掛金を変更したい場合は、年に1度掛金の変更が可能ですので個人事業主の収入に応じて掛金も相談しましょう。

個人事業主の収入は不安定

個人事業主の場合、人によってはその年や状況によって収入が安定していない ... ということがあると思います。例えばコロナのような予期せぬ事態で仕事が無くなってしまい、積立どころでは無くなっしまった ... ということもあると思います。

そんな時「iDeCo」だけ積立投資をしていて、お金が必要になってしまい「iDeCo」で積み立てたお金を取り崩したいと思っても、iDeCo の原則上それができません。

しかし、「つみたてNISA (または一般NISA)」を積み立てていた場合は、こういった緊急時こそ役に立ちます!自分がこれまで積立た投資信託を必要な分だけ売ってお金にすることが可能です。

もしかしたらこれで再起できるかもしれません!このように、個人事業主の場合は収入が安定的ではない場合がありますので、そうであれば、まずは「つみたてNISA」を開始し、余力で「iDeCo」を積立るという方が、いざとなった時に役に立ちます。

まとめ

以上のように、今回は個人事業主の観点から「iDeCo」と「つみたてNISA」どちらを始めるか?迷っている場合は、まずは「つみたてNISA」から始めた方が安心感が強い旨ご紹介しました。

資金的に余裕がある方は「iDeCo」と「つみたてNISA」両方ともすぐに始めた方が良いと思います。「iDeCo」については、自分で上限の範囲から掛金を決める必要がございます。

一方のつみたてNISAは、非課税投資枠40万円を自分でコントロールすることが可能です。例えば月々2万円積立投資しよう、この月は儲かったから少し多めに投資しようというように、非課税枠を自由に調整することが可能です。

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