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働き方改革ってなんだ?わかりやすく説明します。

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最近、テレビのニュースでよく耳にする『働き方改革』という言葉。

政権批判のためなのか、はたまた話題になるところだけしか取り上げてくれないのかはわかりませんが、テレビや新聞を見ていても全体像は全然つかめませんよね。

そこで、今回は働き方改革を、本当に簡単に解説します。
働き方改革とはつまり自由に働ける社会づくり、というわけなのです。


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働き方改革って何だ?(目の前に迫る日本の危機「労働者人口の激減」)

・本当の少子高齢化がやってくる
働き方改革の話をする前に、皆さんは少子高齢化って聞いたことがありますか?

そんなことを言うと、いくらなんでも馬鹿にしている、と思われる方もいらっしゃると思いますが、実は、いま騒がれている少子高齢化よりもっと深刻な少子高齢化が今後訪れることをご存知ですか?

じつは今日本に訪れている少子高齢化は、高齢者世代の人口がもともと多いことが原因の少子高齢化です。

これはこれで深刻なものなのですが、この後に訪れる少子高齢化とは、高齢者人口は多くないのに子供がどんどん減っていくことによっておこる少子高齢化だといわれています。

つまりそれは、日本の人口が急速な勢いでどんどんと減っていくことを意味するわけです。


・人口の低下が労働人口の低下につながる
日本の人口が減っていくことで、一体どんな不利益があるかといえば、それはやはり「労働人口の低下」です。

当たり前の話ですが、人口が減ることで「○○人口」がすべて減っていくのですが、なかでも労働者人口は、主に若者が中心になりますから子供が減ることで起こる人口の低下の影響を最も受ける分野なのです。

こうなると、日本は一気に窮地に立たされることになります。

ただ、子供の数がどんどんと減れば、それに伴って、高齢者の数も減っていきますし、当然寿命の延びもどこかで頭打ちになりますから、高齢者と若者のバランスはどこかで正常化します。

これにより、いわゆる高齢者を少ない数の若者で支えるという構図は、どこかで今より改善するでしょう。

つまり、国内問題としては、国の規模が縮小するだけでバランスはむしろ良くなっていくのですが、問題は「世界の中の日本」という観点での危機なのです。


・大企業が中小企業になるようなもの
日本の人口が減っても、日本国内ではそんなに問題はありません。

しかし、世界の中の日本という観点から考えると、これはかなり深刻で、もしかすると日本は国際社会の中で置き去りにされてしまうかもしれないのです。

というのも、これを企業で考えると、900人従業員置いた企業が400人に従業員を減らすとしましょう。

こうなれば、会社の規模は大企業から中規模の企業へと変わってしまい、それがさらに進んでいけば、企業は様々な経済活動を縮小せざるを得ません。

また、これを都市で考えれば人口90万人の都市が40万人になれば、多くのお店がそこから撤退するでしょう。

そして、かつては9000万人いた日本の労働者人口は、内閣府の統計によると、2110年には4000万人台に突入するといわれています。

つまりそれは、日本の経済活動は縮小を余儀なくされ日本から多くの海外企業が撤退するということ。

その危機の度合いは、わかっていただけるのではないでしょうか。


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働き方改革ってなんだ?(その目的「みんなで効率よく働こう」)

・効率よくみんなで働く
基本的に働き方改革は少子化対策と違い「少ないままでもなんとかやっていく方法」を考えているものです。

つまり子供の数を増やすという少子化対策は、いったん働き方改革とは切り離して考え、働き方改革の方では「少なくなってしまう労働力の上手な活かし方」を考えていくということです。

そこで働き方改革の目標としては「生産効率を上げる」「潜在労働者を労働参加(働けるのに働いていない人をなくす)」という二つの目標に向かって行われています。

そしてその具体的な方法として3本の柱
・長時間労働の廃止(労働の効率化)
・非正規と正社員の格差是正(労働の多様化)
・労働人口不足の解消(労働の一般化)

という、具体的な方向性に向かって、迫りくる労働力の減少に対応しようとしているのです。


・長時間労働の廃止(労働の効率化)
かつて日本では、たくさん働く人こそが「働き者」として称賛されました。

これは、極端な言い方をすると「A:10時間働いて10の成果を出す人」と「B:5時間で10の成果を出す人」がいたとき、AとBとが同じ時間働いてBが倍の成果を上げても、同じだけしか評価されなかったわけです。

もっと言えば「10時間働いて10の成果を出したA」と「6時間働いて12の成果を出したB」ではAの方が評価されてしまっていたわけです。

しかし、見ての通りこの評価方法は不公平です。

そこで働き方改革ではこの「いっぱい働けばえらい」という考え方をなくそうとしています。

それは「残業の廃止」や「ブラック企業の撤廃」等といった形で実施されていて、この基本理念として「同一労働・同一賃金」という考え方を採用しています。

それは長くだらだら働いても給料はもらえる。そんな状態をなくして、作業の効率化を図ろうというわけですね・


・非正規と正規の格差是正(働き方の多様化)
これは、「労働効率の向上」と「潜在労働者の労働参加」の両方にかかわってくるものです。

非正規社員と正規社員の待遇を改善し、それを同じように扱うことによって何が変わるかといえば、まずは非正規労働者のモチベーションが変わりますよね。これにより、当然労働効率が上がります。

また、非正規社員に正規社員と同じ給料を保証することで、毎日出勤して働くという当たり前の働き方が、多くの働き方のうちの一つになる可能性も出てきます。

つまり、非出社型の働き方であるリモートワークやノマドワークが盛んになってくるというわけです。

しかも、副業として非正規で働いても正規社員と同じような待遇が約束されれば、一度に複数の職業を持って働くパラレルワークという働き方も当たり前になるでしょう。

これによって労働効率は上がりますし潜在労働力も向上します。出社することなく出勤コストゼロで働くこと、そして1人が複数の仕事をこなすことは間違いなく効率化です。

介護やコミュ力不足、へき地に住んでいるなどの理由で都会で働けない人も働けるようになれば、まさに潜在労働力の労働参加になるというわけなのです。


・労働人口不足の解消(労働の一般化)
そして最後、労働人口不足の解消、これは高齢者や女性の社会参加という言い方でもいいでしょう。

これまで、女性であるという理由で、もしくは高齢者であるという理由で働きたくても働くことができないでいた人たちはたくさんいます。

同じ理由で、望むような働き方や働きに見合った賃金をもらえない人もたくさんいます。

そうした、働きたくても働けない人、もしくは働いても成人男性ほどの給料がもらえない人の待遇を改善していくことで、労働人口を増やしていこうということですね。

つまり労働というのを一般化して、その意志と意欲、そして何より労力のある人にはできる限り働いてもらおうという考え方なのです。



働き方改革って何だ?(まとめ「働くをもっと自由に」)

つまり働き方改革とは何かというと、それは、働くという行為をもっと自由にやりましょうということです。

それは「○○だと働けない」「○○じゃないと働いても評価はしない」「○○以外は働いても給料はたくさんあげない」といった、働くという行為にまとわりついていた古い常識を捨てるということ。

アウトソーシングで仕事の効率方をはかるのもそう、副業解禁でひとつの会社に縛り付けないのもそう。

とにかくそこには、こうでなければいけない、という概念をできるだけ排除していって、みんなで効率よく、そして自由に働くことで少ない労働力を最大限に活用していこうという理想があるわけです。

そう、つまり、そんな社会においては、私たちも常識にとらわれた古い感覚を改めていかなければいけません。

私たちが好むと好まざるとにかかわらず、社会はそういう風に変化していきますし、その流れはもはや止めることはできないといってもいいでしょう。

ですから、本当の働き方改革とは。
「日本人が労働にまとわりついた古い常識を捨て去ること」
なのかもしれませんね。


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働き方革命について、街の人の意見

働き方革命といえば、会社以外の場所で働くスタイルの「テレワーク」
働く場所は会社以外なら自宅でも共同オフィスでもカフェでも好きな場所で働きます。
最近は保育サービス付きの共同オフィスもあるようです。

では実際、テレワークについて街の人たちの意見はどのようなものでしょうか?


・テレワーク賛成派の意見

「子供の面倒を見ながら自宅で働ける環境になるのならいいと思う。」

「介護しなければならない家族がいる年齢になったら助かると思う。」

「平日にどうしても行きたい病院とか事務手続きなど、会社の上司の許可を得なくて済むので良いことだと思う。」

「オフィスに縛れなくて良い。職場の人間関係などを煩わしいと考えている方には好都合かもしれない。」

「通勤ラッシュが緩和されて良いと思う。」

概ね賛成派の意見を整理すると、「育児」「介護」「人間関係」に期待を寄せているようです。


・テレワーク疑問派の意見

「子供がいると、どうしても邪魔が入るので仕事の時間とそれ以外の時間を分けられるか?それが問題」

「どうやって人事評価とか会社への頑張りを認めてもらえるのか?そのまま給料に反映されてしまうので...」

「家で仕事するとなると、家で全部やってきてみたいな感じになると怠ける人とかも出てくる。自分だったら絶対サボるから。」

「家に居てサボってしまった方が得みたいなパターンもあると思う。」

「管理する側は、なんか嫌だな~と思ってる人が多そう...」

概ね疑問派の意見を整理すると、「人事評価」「給料」「労働時間管理」などの見直しが必要そうです。


・すでにテレワークを利用している人たちの意見

「会社で遅くまで仕事をやっているより自宅で遅くまでやる方が自分の気が楽です。」

「いつご飯食べても良いとか、パジャマで仕事しても良いかとか、柔軟という意味ではすごく助かっている」

「こういう仕事するには周りの理解がないと成り立たない。人と人とで仕事するから相手も理解がないと難しい。」

「1才の子供と自宅で、さあ仕事しても良いと言われても無理な部分がある。だから保育サービス付きの共同オフィスです。」


・テレワーク普及についてのまとめ

テレワークの普及には、「周囲の理解」「就業規則」「育児環境」などの課題を克服していく必要がありそうです。

最後に総務省の「テレワーク・デイズ」の動画と「テレワークとは?」の動画をご紹介します。
この動画のように働き方革命で、優しい気持ちになれて家族の絆も深まることを願っています。

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