新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレワークなども推進され電話代行のサービスが注目を集めています。ただ、電話代行はその他のさまざまなサービスとセットになっていたり、サービスが別オプションとして用意されていたりするため、サービス内容を全容を把握できずに混乱してしまう部分もあるかもしれません。
今回はその中でも改めて電話代行と住所貸しサービスの違いについてお話していきたいと思います。
電話代行とは?
電話代行というのは文字通り、電話応対の業務を代行するサービスのことを指します。電話応対に対して苦手意識を持っている方が多くなっていることもあり、需要が高まっています。その他にも人手が足りない、不在時に対応できないのが困るなどさまざまな理由で利用されています。
電話代行ではきちんと教育や研修を受けた専門のスタッフが電話応対をおこなっていくことになります。まさに電話応対のプロフェッショナルに任せることができますので、ビジネスチャンスを逃すことも少なくなります。
住所貸しサービスとは?
住所貸しサービスというのは文字通り、住所を貸してくれるサービスのことです。バーチャルオフィスとも表現しているときもあります。ビジネスにおいては住所というものが思っている以上に重要になってきます。
しかしながら、自分や自宅の住所をビジネスのためにオープンするのには抵抗があるという方も多いでしょう。そういった場合に役立つのが住所貸しサービスなのです。
実在する住所を貸してもらうことによって、ビジネスにおけるさまざまなリスクを回避することができます。自宅の住所をさらされることもなく、実在する住所を貸してもらうことで信頼性といったものも確保できます。
貸してもらった住所をホームページに掲載することもできますし、名刺やパンフレットなどにも使用していくことができます。特に、今はビジネスにおける信頼性というものがより重視される時代になっていますので、こういったサービスの需要も高まっています。
※弊社では住所貸しサービスは行っておりませんので予めご了承ください。
電話代行と住所貸しサービスにおける3つの違い
先では電話代行と住所貸しサービスのそれぞれについて簡単に説明しましたが、電話代行と住所貸しサービスの違いというのは主に3つあります。次は、その違いについて詳しく見ていきましょう。
目的
電話代行と住所貸しサービスの違いとしてまず挙げられるのが、その目的です。基本的に電話代行のユーザーは電話応対業務の代行をメインで希望しています。一方で、住所貸しサービスのユーザーはビジネスで使える住所というものを求めています。このように電話代行と住所貸しサービスでは、求めているものがまったく違うわけです。
もちろん、電話応対も住所もビジネスをおこなっていくためには欠かせないものです。しかしながら、住所のほうがより根本的な部分、土台の部分になりますので、住所貸しサービスのほうが初歩的なサービスと言えるのかもしれません。
サービス内容
電話代行と住所貸しサービスでは、そのサービス内容にも大きな違いがあります。電話代行での主なサービス内容は、電話応対と電話の転送、音声案内などになります。それに対して、住所貸しサービスの主なサービス内容としては、住所のレンタルや郵便物の受け取り転送、それに付随して電話番号の提供、電話の転送、といったものが挙げられます。
基本的に住所貸しサービスでの電話に関するサービスというのは、住所と同じように電話番号を貸してもらえるくらいのものです。オプションで電話の転送や電話応対といったものが用意されていることもありますが、オプションを追加していけばその分、コストも膨らんでいきます。
品質
電話代行と住所貸しサービスとでは、その品質にも違いが出てきます。もちろん、これは電話応対における品質ですが、仮に住所貸しサービスのオプションなどで電話応対をおこなっていたとしても、電話代行を専門的に提供しているところには敵わないと考えておいたほうがいいでしょう。
電話代行というのはきちんと教育や研修をおこなって、プロフェッショナルを育てています。住所貸しサービスと比べると利用できるサービスは限られてきますが、その分、電話応対業務に関しては圧倒的な品質が確保されているのです。
しかしながら、住所貸しサービスというのはあくまでも住所を貸す、郵便物等を受け取るのがメインです。電話応対がオプションで用意されていたとしても、やはりオプションの域は出ないでしょう。もちろん、オプションだから品質が悪いということではないのですが、専門的なサービスを提供しているところとでは比較ができないのです。