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声が高すぎて困るので少し低くしたい... その方法とは?

声が高すぎて困るので少し低くしたい

電話応対スーパーバイザー:雪野朱音

前回の記事では、「声が低すぎて困るので少し高くしたい」というテーマについてお話ししましたが、今回はその逆。「声が高すぎて困るので、もう少し低くしたい」というお悩みについて解説していきます。

もし「声が低すぎて困っている」という方は、こちらの記事をご覧ください。実は、高い声を少し低くしたいという悩みを抱えている方は意外と多いんです。私自身、電話代行サービスという職業柄、声を使った仕事に携わる中で、こうした相談を受けることがあります。

特に男性の方からは、「高すぎる声が気になって、もっと落ち着いたトーンにしたい」といった声が多く寄せられます。しかし、この悩みを持っているのは男性だけではありません。女性の中にも、「高くてキンキンした声をもう少し普通のトーンにしたい」と感じている方が少なくありません。

声は第一印象に大きく影響を与える要素ですから、少しでも理想に近づけたいという気持ちはよく分かります。今回の記事では、そんなお悩みを抱える方に向けて、声を低くするためのコツやポイントを詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください!

声を低くするのは高くするよりも簡単

声を低くするのは、実は高くするよりも簡単です。

前回の記事でもお話ししたように、低い声を無理に高くするのは声帯に負担がかかりやすく、かなりの努力と時間が必要です。それに比べて、声を低くするのは比較的自然に取り組める上、声帯に優しい方法が多いため、実現しやすいと言えます。

私自身、声を高くしたいという方からの相談を受けることもありますが、正直なところ、その必要性を感じる場面は少ないと考えています。むしろ、声を無理に高くすることは声帯への負荷が大きく、声質を損ねるリスクもあります。そのため、積極的にはお勧めしていません。

一方で、声を低くすることについては、状況によってはむしろ推奨しています。なぜなら、声を低くする方法の多くは声帯に無理をさせず、自然な発声を促すものだからです。適切なトーンで話すことは、相手に与える印象を良くするだけでなく、自分自身の声の健康にもつながります。

「声を低くする」と聞くと、難しそうに思えるかもしれませんが、いくつかの簡単なトレーニングや習慣を取り入れるだけで、驚くほど効果を感じられることもあります。

声が低いとはどういうこと?

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まず、「声が低い」というのはどういうことか、一緒に考えてみましょう。

皆さんが「声が低い人」と聞いてイメージするのは、どんな人でしょうか?おそらく、大柄な男性や体格のしっかりした女性などが思い浮かぶのではないでしょうか。声の低さと体格の関係を、自然と結びつけている方が多いと思います。

では、声が低い動物といえばどうでしょう?ここでも似たような答えが出てくるはずです。象やライオン、牛、くまなど、身体の大きな動物が頭に浮かぶのではないでしょうか。犬で言えば、大型犬種が持つ重厚で低い声を想像するかもしれません。

さらに、音が低い楽器を思い浮かべてみましょう。コントラバスやチューバ、ホルンといった楽器を思い出す方が多いのではないでしょうか。これらの楽器の共通点は、その「大きさ」。楽器自体が大きければ大きいほど、低い音を出す傾向があります。

これらの例を見てみると、「声が低い」ということは、音が大きく共鳴する性質を持っていることだとわかります。人間や動物であれば、声を生み出す声帯が大きく震えることで低い音が生まれます。楽器の場合も同様で、リードや弦などの振動部分が大きくなるほど、より低い音が出るのです。

つまり、「声の低さ」は単に声帯や音を生み出す仕組みの物理的な大きさや振動の性質に依存しているということ。これを覚えておくと、声を低くするためのコツや考え方が理解しやすくなります。

ここからは、人間に焦点を当てて考えてみましょう。

体格が大きな人というのは、その身体の大きさに比例して、声帯も大きくなる傾向があります。声帯が大きければ、その振動もゆったりとして低い音を生み出しやすくなります。これが「体格の大きな人ほど声が低い」という理由です。

つまり、声帯が大きいだけで自然と低い声が出るわけですが、残念ながらこれは簡単に真似できるものではありません。声帯の大きさや形状は、基本的に生まれ持ったものであり、自分の意思で変えることはできないからです。

しかし、声帯の大きさそのものを変えることはできなくても、声を低く聞かせるための方法やテクニックはいくつか存在します。それは、声帯の使い方や音の出し方を工夫することで可能になります。

声帯を大きく使うには?

しかし、今持っている声帯をできるだけ『大きく使う』ことは出来ます。
まずはこれを目指していきます。

声帯を大きく使う、そのために必要なのは喉を広く大きくひらくことです。

例えば、皆さんがあくびをする時、きっと普通に出しているときよりも低い音が出るはずですよね、あくびの音が話し言葉より高い人というのはなかなかいないはずです。

そう、このあくびの時の状態こそが喉が開いて声帯を大きく使っている状態なんですね。
まずはこの状態を意識して作れる、そして維持できるようにします。あくびをした時、人の声帯はぐっと下にさがっています。

声帯と言われてれもピンとこない人は、喉仏を意識してください、実はこの喉仏こそ声帯なんですね。この喉がパッカリ開いて喉仏がさがった状態こそが、喉が開いた状態です。

この喉の状態ができるようになったら、今度は胸を押さえながら低い声を出します。
そうすると、高い声を出しているときよりも低い声を出しているときのほうが胸が小刻みに震えているのがわかるはずです。

この感覚さえつかめれば、もうすぐゴールです。

あとはこの『あくびの喉で胸を震わせて声を出す』というのを頻繁にやっているだけで、低い声が出るようになっていきます。

''大事なことは、日常のいろいろな声をこの方法で出すようにすること'' です。
そうすると一つのことがわかってくると思います、そう、低い声で話すって実は結構苦しいんですよね、息が。

実は、声帯を大きく震わせるということは、息をたくさん吐くということなんです。

これは吹奏楽などをやっていればよく分かるんですが、大きな楽器のほうが小さな楽器を吹くよりも肺活量の点で大変だったりします。ですから大切なのは肺活量。そしてそれをあげるためには腹式呼吸ができないといけません。

腹式呼吸自体は、別に低い声を出す目的だけではなく、声を出す上ではできるだけ鍛えておきたいものですので、これを鍛えておくことはプラスにしかなりませんよ。

複式呼吸の鍛え方

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腹式呼吸の鍛え方は、簡単に言えば、たくさんの息を長くはければいいわけですから、鍛えるのは横隔膜。

鍛え方は、これは本当にいろいろな方法があるのですが、低音を出す訓練と同時進行で音を出そうというのが目的ですので、声を出す練習と一緒にやりましょう。

まずはお腹いっぱい息を吸います。
そしてあくびの喉と胸の震えを気にしながら、できるだけ低い声で口を閉じたまま「ん・ん・ん・ん・んー」を息がなくなるまで繰り返し言ってみましょう。

これを何度か繰り返すだけで、横隔膜は鍛えられ肺活量は上がり、腹式呼吸を覚えていきます。このとき、息を吸って思いっきりお腹をふくらませ、声をだすたびにお腹がグッグッ具と減っこんでいくのを意識しましょう。

*複式呼吸については、「美声になるボイストレーニング」も是非ご覧ください。

あとは、この「ん」のはやさを早くしたり遅くしたり、長音を長く伸ばしたりと工夫してアレンジします。

これを毎日、暇な時にやるだけで、かなり声は低くなってきます。
そして、普段の声を低く保つ練習も続ければ、かなり効果が出るはずです。

低い音は、声帯を開いて腹式呼吸をすること。
そしてこれは、本当に声帯にやさしい発声であり、腹式呼吸は声だけではなく代謝など身体にもいいもの。低い声を出すという目的だけではなく、身体のためにもやってみるといいですよ(^^v ♪

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