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声が高すぎて困るので少し低くしたい 。それには...

声が高すぎて困るので少し低くしたい

電話応対スーパーバイザー:雪野朱音

前回は、「声が低すぎて困るので少し高くしたい」を解説しましたが、
今回は「声が高すぎて困るので少し低くしたい」です。
*声が低すぎて困ってる人はこちらをご覧ください。

高い声を低くしたい人って結構いらっしゃって、
電話代行サービスとう職業柄、
声のお仕事をしているとたまに相談されることがあります。

特に男性の方にこの悩みがある人が多いみたいですけど、
女性の方でも高くてキンキンした声を普通のレベルにしたい、
という人は結構多くいらっしゃいます。



声を低くするのは高くするよりも簡単

前回でも書きましたように低い声を高くするのは難しいけど、
声を低くするのは高くするよりも実は簡単なんですね。

私は、声を高くしたいという人に関しては、
あまりお勧めはしないのですが低くするということに関しては、
むしろ積極的に提案しています。なぜなら、
声を低くするのって、声帯に優しいからです。



声が低いとはどういうこと?

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まずは、声が低いってどういうことか考えます。
そこでみなさんが想像する声の低い人のイメージってどんな人ですか?
きっと、大柄な男性や体格の良い女性が思い浮かぶはずです。

では、声の低い動物は?
これも人間のときと同じで、象やライオン、牛、くまなどの身体の大きな動物、犬でも身体の大きな大型犬種が浮かぶと思います。

最後に音の低い楽器は?
となるとこれも、同じですよね。コントラバス、チューバ、ホルンなど、楽器自体の大きさが大きくなればなるほど音は低くなっていきます。

つまり声が低いというのは、大きく共鳴する音だということ。
身体の大きな人や動物、大きな楽器などは、音を出すときの音を出す部分(人間や動物だと声帯、楽器だとリードや弦)が大きく震えます、そうすると低い音が出るわけです。まずこれを覚えておきましょう。

ここから先は人間だけで考えます。
大きな人というのはその大きさに比例して、とうぜん声帯も大きくなります、そしてそれを震わせることで低い声が出るというわけです。ですから声帯が大きいと言うだけで低い声が出るのですが、これは流石に真似はできません。



声帯を大きく使うには?

しかし、今持っている声帯をできるだけ『大きく使う』ことは出来ます。
まずはこれを目指していきます。

声帯を大きく使う、そのために必要なのは喉を広く大きくひらくことです。

例えば、皆さんがあくびをする時、きっと普通に出しているときよりも低い音が出るはずですよね、あくびの音が話し言葉より高い人というのはなかなかいないはずです。

そう、このあくびの時の状態こそが喉が開いて声帯を大きく使っている状態なんですね。
まずはこの状態を意識して作れる、そして維持できるようにします。あくびをした時、人の声帯はぐっと下にさがっています。

声帯と言われてれもピンとこない人は、喉仏を意識してください、実はこの喉仏こそ声帯なんですね。この喉がパッカリ開いて喉仏がさがった状態こそが、喉が開いた状態です。

この喉の状態ができるようになったら、今度は胸を押さえながら低い声を出します。
そうすると、高い声を出しているときよりも低い声を出しているときのほうが胸が小刻みに震えているのがわかるはずです。

この感覚さえつかめれば、もうすぐゴールです。

あとはこの『あくびの喉で胸を震わせて声を出す』というのを頻繁にやっているだけで、低い声が出るようになっていきます。

''大事なことは、日常のいろいろな声をこの方法で出すようにすること'' です。
そうすると一つのことがわかってくると思います、そう、低い声で話すって実は結構苦しいんですよね、息が。

実は、声帯を大きく震わせるということは、息をたくさん吐くということなんです。

これは吹奏楽などをやっていればよく分かるんですが、大きな楽器のほうが小さな楽器を吹くよりも肺活量の点で大変だったりします。ですから大切なのは肺活量。そしてそれをあげるためには腹式呼吸ができないといけません。

腹式呼吸自体は、別に低い声を出す目的だけではなく、声を出す上ではできるだけ鍛えておきたいものですので、これを鍛えておくことはプラスにしかなりませんよ。



複式呼吸の鍛え方

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腹式呼吸の鍛え方は、簡単に言えば、たくさんの息を長くはければいいわけですから、鍛えるのは横隔膜。

鍛え方は、これは本当にいろいろな方法があるのですが、低音を出す訓練と同時進行で音を出そうというのが目的ですので、声を出す練習と一緒にやりましょう。

まずはお腹いっぱい息を吸います。
そしてあくびの喉と胸の震えを気にしながら、できるだけ低い声で口を閉じたまま「ん・ん・ん・ん・んー」を息がなくなるまで繰り返し言ってみましょう。

これを何度か繰り返すだけで、横隔膜は鍛えられ肺活量は上がり、腹式呼吸を覚えていきます。このとき、息を吸って思いっきりお腹をふくらませ、声をだすたびにお腹がグッグッ具と減っこんでいくのを意識しましょう。

*複式呼吸については、「美声になるボイストレーニング」も是非ご覧ください。

あとは、この「ん」のはやさを早くしたり遅くしたり、長音を長く伸ばしたりと工夫してアレンジします。

これを毎日、暇な時にやるだけで、かなり声は低くなってきます。
そして、普段の声を低く保つ練習も続ければ、かなり効果が出るはずです。

低い音は、声帯を開いて腹式呼吸をすること。
そしてこれは、本当に声帯にやさしい発声であり、腹式呼吸は声だけではなく代謝など身体にもいいもの。低い声を出すという目的だけではなく、身体のためにもやってみるといいですよ(^^v ♪

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